前回は「インターリーブ」という勉強方法を紹介して、「種類」の違う問題を順番をバラバラに変えて学んだ方が定着率が良い、ということを紹介しました。
今回は、「デュアルコーディング」(二重学習)という学習方法を紹介します。どのように学習に取り組むか、ということよりも、実際に勉強しているときのtipsと考えていただきたいです。
一連の記事は、『認知心理学者が教える最適の学習法』という書籍に基づいています。
デュアルコーディングとは、「言語的な情報と視覚的な情報を組み合わせる」ことです。人は言葉の情報と絵(あるいは写真)の情報を別々に処理していることが知られています。同じ情報を2つの形式(言葉と絵)で記憶することで、あとから情報を思い出す方法を2つに増やせる、ということです。
![](https://static.wixstatic.com/media/f5e8fa_7b9f42cb1ca34e0899d3180a952de5b1~mv2.jpg/v1/fill/w_147,h_92,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/f5e8fa_7b9f42cb1ca34e0899d3180a952de5b1~mv2.jpg)
絵や図として示すには上記のような例があります。1点だけ注意点。図の近くには説明を入れましょう。単に絵を描くだけだったり、遠すぎるところに説明を書いても効果が下がってしまいます。
![](https://static.wixstatic.com/media/f5e8fa_12825d36ebc3443ab13109979bfcc939~mv2.jpg/v1/fill/w_147,h_151,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/f5e8fa_12825d36ebc3443ab13109979bfcc939~mv2.jpg)
ノートにあらためて写したいけど、絵が複雑すぎて写せない…というケースもあるかもしれません。そんな時は、Phomemoなどの小さなプリンターを使うのも良いかもしれませんね。
iQuestでは皆さんに効率のよい勉強方法で学んでいただき、タイパよく学力をつけてほしいと考えています。勉強する時間だけが大事なのではありません。その成果や取り組み方、さらには浮いた時間で自分の好きなことをしたり、さっさと寝てしまうことでたっぷり睡眠時間を確保し、さらに勉強にもハリが出る、という好循環をめざしていただきたいです。