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効果的な勉強方法⑥ 誤った学習法ランキング

前回は「デュアルコーディング」という勉強方法を紹介して、絵や図を積極的に活用して学習を進めた方が効率が良い、ということを紹介しました

今回は、誤った学習法についてご紹介します。




一連の記事は、『認知心理学者が教える最適の学習法』という書籍に基づいています。

残念ですが、世間では誤った学習法がまるで効果がある学習法であるかのように流布されているケースが多々あります。なぜか教育の世界では、経験や勘、直観に基づいた方法が根強く残っているケースがあります。例えば、テストで中々点数がとれないとき、どうしたらいい?と先生に訊くときくと、何度もノートや教科書を見直しなさい、と言われたことはないでしょうか。実際にこの方法で何度も見直しているうち、見慣れてくるのでさも頭に入ったかのように錯覚してしまいます。実際に実験を行った結果、2回教科書を見直しても定着度にそれほど差はなかった、という結果が出ています。それよりも、これまで紹介したような「検索学習」の方が圧倒的に定着率が高かったことがわかっています。

以下では、よくある間違った学習法をランキングで紹介します。


①ラーニングスタイル…人にはそれぞれあった学習法があり、得意なスタイルで学んだ方が良い、というもの。耳から学ぶ方が得意な人は説明を聞いた方が良い、絵や図で学ぶことが得意な人は写真や図表で学ぶ方が良い、という考え方です。これも、単にそのスタイルだけで学ぶのであれば不十分です。「デュアルコーディング」などで学ぶことで、多く人が効果的に学ぶことが出来ます。1+1=2であり、それは苦手だから答えが1.5に減ってしまうことがないのと同じで、組合せ自体は万人にとって効果のある学習法です。

②刺激過多…特に教室などで視覚的な刺激をたくさんつくるため、ポスターや掲示物をたくさん貼りまくると、子どもたちが勉強する際に気が散ってしまいます。TVを見ながら勉強したりすると単に気が散るのと同じです。

「左脳型」や「右脳型」…左脳型だから論理的な教科は得意、逆に美術や音楽は苦手、など、広く信じられている迷信です。いわゆるSNSなどにある左脳型か右脳型かに関するアンケートなどで診断したことがある人もいるのではないでしょうか。


なぜこのような誤解が広がるのでしょうか。これは学術的にも人の脳や学習に関する研究がまだまだ発展中の段階であることもあります。一方で、先生が専門分野や教科学習の内容づくりなどに重点を置いて、学習法への勉強や研修が足りていないことも大きく関係しています。先生も親も、皆さん学生時代を経験しています。その時の経験や勘で、子どもたちに教えてしまっている、という状況が、正しい学習法があまり認知されない原因でしょう。


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