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効果的な勉強方法② 精緻化(せいちか)で学習をより深く

更新日:10月5日

前回は「分散学習」について取り上げました。今回はより深く学習する「精緻化」で定着効果を高める勉強方法を紹介します。

一連の記事は、『認知心理学者が教える最適の学習法』という書籍に基づいています。



精緻化とは、物事を深く理解する、というような意味なのですが、それ自体ではあまりよくわからないと思います。単純に、「記憶していることに何か情報を加えること」と理解して差し支えないでしょう。


例えば、「豊臣秀吉が天下を統一した」というだけで覚えようとしても、ぼんやりしてしまうでしょう。そこで、豊臣秀吉ってそもそもどんな人?どんな建物をつくったの?なぜ豊臣秀吉が天下を統一したの?(=じゃあ統一される前はバラバラだったんだよね?どんな状態だったの?)と様々な情報を付け加えることで、深い理解ができることがわかるでしょうか。深い理解ができれば、もはやこの「豊臣秀吉」を忘れることも無いはずです。自然と他の情報も学習され、たとえば桃山文化などについてもつながりをもって理解できるはずです。


なんだか面倒な方法に見えますが、浅い理解ほど学習は定着しません。逆に、深い理解は忘れづらくなるものです。


ただし、何でもかんでも付け加えれば「精緻化」になるのか、というとそうではありません。重要なのは、なぜ・どうしてなどを詳しく説明できるレベルであること。そもそもの土台の知識がない、学びたての状態ではあまり効果がないことが知られています。そのため、単元の習い始めで行うよりも少し進んでおさらいをするときなどに効果を発揮する方法です。


では、具体的にどうすればよいのか?今回は「自己説明法」です。教科を問わず幅広く適用できます。これは、問題を解いているときに、自分の思考を声に出して説明する方法です。誰か説明を聞いてくれる人がいなくても、自分一人でできるため、とてもお手軽に実行できます。


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